Biologyの授業
16 授業
- 依存症とは?始まり方と、自由でいるための方法 – 依存症とは、害があるとわかっていても、物質や行動をコントロールできなくなる状態です。対象は、たばこ・お酒・薬物・薬の乱用といった物質と、ゲーム・ギャンブル・SNSといった行動の2種類があります。使うたびに脳からドーパミンが出て、「また同じことをしたい」と覚えてしまいます。続けるうちに耐性がつき、もっと多くないと満足できなくなります。警告サインは、渇望、コントロールの喪失、強迫的な行動、害があっても続けることです。守るには、断る力、健全なごほうび、睡眠と生活リズム、そして早めに助けを求めることが大切です。依存症は治療できます。
- 細胞:生命の基本単位 – 生き物はみんな細胞でできています。1665年にロバート・フックがコルクの中に初めて細胞を見つけました。細胞には、はっきりした核がない原核細胞(細菌など)と、核をもつ真核細胞があります。植物細胞には細胞壁、葉緑体、大きな液胞がありますが、動物細胞にはありません。細胞小器官にはそれぞれ役割があります。水は浸透によって細胞に出入りします。細胞は、体細胞分裂(成長のため)と減数分裂(生殖細胞をつくるため)で新しい細胞をつくります。
- 細胞の老化と死:アポトーシス – 細胞は永遠には生きられません。老いた細胞は小さくなり、はたらきが遅くなり、ゴミがたまります。細胞の死に方は2つあります。アポトーシスは、あらかじめ決められたプログラムによる死です。細胞は縮み、密閉された小さな袋に分かれ、まわりの細胞がそれを食べるので、中身はもれません。ネクローシスは、けがなどで細胞がふくらんで破裂する死で、もれた中身が腫れを起こします。アポトーシスは体の形づくり(たとえば指のあいだの水かきをなくす)や、がんになりかねない傷ついた細胞の除去に役立ちます。
- 細胞周期と細胞分裂 – 細胞は、成長し、DNAをコピーし、分裂するという流れを決まった順番で繰り返します。これが細胞周期で、間期(G1期・S期・G2期)とM期からなります。S期にDNAは2倍(2C→4C)になりますが、染色体の数は変わりません。体細胞分裂(前期・中期・後期・終期)と細胞質分裂で、親と同じ2個の細胞ができます。これは成長や傷の修復に使われる「均等分裂」です。減数分裂は分裂が2回あり、第一分裂で相同染色体が対合し、乗換えを起こして分かれるため、染色体数が半分(2n→n)になります。配偶子のもとになる4個の半数体の細胞ができ、遺伝的な多様性も生まれます。
- 成人看護の基礎 – 成人期は、成人前期、中年期、向老期の3つの時期に分けられます。それぞれ体の力、役割、健康のリスクが違います。成人看護は、病気だけでなく、その人の仕事や家庭での役割、セルフケアも支え、本人が決める権利を大切にします。大事な倫理の考え方は、同意、プライバシー、正直さ、公平さです。
- 生体分子 – 細胞のほとんどは水で、あとは炭素でできた4つの大きな仲間、タンパク質・炭水化物・脂質・核酸でできています。組織を酸ですりつぶすと、小さい分子(酸可溶性画分)と、大きい分子であるタンパク質・多糖類・核酸(酸不溶性画分)に分かれます。タンパク質はアミノ酸がつながった鎖で、4段階の構造に折りたたまれます。多糖類は糖の鎖、脂質はグリセロールに脂肪酸がついたもの、核酸はヌクレオチドの鎖です。酵素はタンパク質でできた触媒で、活性部位に基質をくっつけて活性化エネルギーを下げます。温度、pH、基質の量、阻害物質によって、はたらきが変わります。
- 生態系・食物連鎖・エネルギーの流れ – 生態系とは、ある場所にすむ生き物と、そのまわりの生き物でないものが、つながり合っている全体のことです。エネルギーは太陽の光として入り、食物連鎖を一方向に進み、次の段階へ移るのは約10%だけです。
- 生態系:構造・生産量・エネルギーの流れ・生態ピラミッド – 生態系とは、生きもの(生物的要素)と生きていないもの(非生物的要素)がかかわり合う自然のまとまりです。植物が食べものをつくる速さを生産量といい、総生産量(GPP)から呼吸量を引いたものが純生産量(NPP = GPP − R)です。枯れたものは、細分化、溶脱、異化、腐植化、無機化の5段階で分解されます。エネルギーは太陽光として入り、栄養段階を一方向に流れ、次の段階へ渡るのは毎回約10%だけです。数・生物量・エネルギーの生態ピラミッドでこれを表せます。数と生物量のピラミッドは逆になることがありますが、エネルギーのピラミッドは必ず正立です。
- 生物多様性とその保全 – 生物多様性とは、命の多様さのことで、遺伝子・種・生態系の3つのレベルがあります。赤道に近いほど高く、面積が広いほど増えます(log S = log C + Z log A)。どの種も、飛行機のリベットのように大切です。いま種は急速に失われていて、その原因は「悪の四重奏」、つまり生息地の消失と分断、乱獲、外来種の侵入、共絶滅です。IUCNのレッドリスト(レッドデータブック)は、種を「軽度懸念」から「絶滅」まで順に分けます。守り方には、生息域内保全(ホットスポット、国立公園、サンクチュアリ、生物圏保存地域、聖なる森、ラムサール湿地)と、生息域外保全(動物園、植物園、種子バンク、遺伝子バンク)があります。
- 藻類(そうるい) – 藻類は、おもに水の中で生活し、太陽の光で養分をつくる単純な生き物です。ほんとうの根・茎・葉はありません。1つの細胞だけのものも、とても長いものもいます。緑藻・褐藻・紅藻は色素がちがいます。酸素をつくり、水の生き物のえさにもなります。
- 大気汚染と公衆衛生上の緊急事態 – 空気質指数(AQI)は、空気中のごく小さなちり(PM2.5、PM10)やガスの量を1つの数字にしたものです。数字が大きいほど空気は汚れています。運動すると息をする量が何倍にもなるので、汚れた日はちりも何倍も吸いこんでしまいます。空気が悪い日はAQIを確認し、運動は室内に移し、軽く短くし、交通量の多い道を避け、どうしても外に出るなら顔にぴったり合うN95やFFP2のマスクをつけましょう。公衆衛生上の緊急事態とは、たくさんの人が病気になるおそれのある突然の流行のことです。感染は「感染源」「うつる経路」「新しくうつる人」という鎖に沿って広がります。手洗い、きれいな水、マスク、病人の隔離、ワクチンはこの鎖を断ち切ります。保健の担当者は、気づいて報告し、検査して接触者をたどり、正しい情報を伝え、隔離・治療・ワクチン接種を行い、最後に振り返ります。私たちは、健康に関する指示を守り、具合が悪いときは家で休み、うわさを広めないことで協力できます。
- 農業の実習:野菜を育てて、小さな動物を飼おう – 野菜を育てるには、土をほぐし、種の幅の約2倍の深さにまき、水と日光を十分に与え、雑草を抜いて、ちょうどよい時期に収穫します。ニワトリのような小さな動物を飼うには、きれいなえさと新鮮な水、乾いて安全な小屋を用意し、そうじと健康チェックを欠かさないことが大切です。
- 農業の動向と農業経営 – 世界の農業は変わりつつあります。農家の数は減りますが、1つの農場は大きくなります。農家は高齢化し、機械や技術が仕事の多くを担うようになります。人々は穀物を減らし、野菜、くだもの、動物性の食べ物を多く食べるようになります。政府は政策と法律で、食べ物の安全、安定した供給、農村の暮らしを守ります。
- 発展生物:構造・エネルギー・防御・遺伝・バイオテクノロジー – 発展生物は4つの大きな考えをつなぎます。構造とエネルギー:細胞にはいろいろな部品があり、ミトコンドリアがグルコースからATPをつくります。調節と防御:ホルモンと神経が体の状態を一定に保ち、抗体が病原体と戦います。生命の連続:DNAは自分をコピーして設計図を伝えます。バイオテクノロジー:科学者は生物の間で遺伝子を移し、役に立つものをつくります。
- 有酸素運動の体力と心拍ゾーン – 有酸素運動の体力とは、長く動き続けるときに、心臓・肺・血液が筋肉へ酸素をどれだけ上手に届けられるかということです。脈拍は、いまどれくらい頑張っているかを教えてくれます。最大心拍数はおよそ220から年齢を引いた数です。最大の50〜100%を5つのゾーンに分けて強さを表し、持久力の練習ではおもに60〜80%を使います。1週間の運動時間とスマホなどの画面を見る時間も記録して、健康な習慣をつくりましょう。
- 陸上競技:走る・跳ぶ・投げる – 陸上競技(トラック&フィールド)は、成績をはかって決めるスポーツです。レースはタイムを、跳躍と投てきは距離をメートルで測ります。トラック種目には、短距離、中距離、長距離、ハードル、リレーがあります。跳躍(走幅跳、三段跳、走高跳、棒高跳)には、助走、踏み切り、空中、着地の4つの局面があります。投てき(砲丸投、円盤投、やり投、ハンマー投)では、一番大切なのは放つときの速さで、次に角度と高さが関係します。スタート、レーン、ライン、投てき区域のルールが、公平さを守っています。