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酸とアルカリ:性質・指示薬・反応

酸は水の中でH⁺を出し、アルカリ(塩基)はOH⁻を出す。指示薬は色やにおいの変化でどちらかを教えてくれる。H⁺とOH⁻が出会うと水ができ、あとに塩が残る。

🎬 ステップ別ストーリー

  1. このビーカーには純粋な水とリトマス紙が入っている。リトマス紙は紫のまま。水は中性で、酸でもアルカリでもない。
  2. 塩酸(HCl)を数滴たらす。水の中でHClはH⁺(赤)とCl⁻(緑)に分かれる。H⁺が液を酸性にするので、リトマス紙は赤になる。
  3. 次は新しいビーカーに水酸化ナトリウム(NaOH)というアルカリを入れる。水の中ではOH⁻(青)とNa⁺(紫)に分かれる。OH⁻がリトマス紙を青に変える。
  4. 指示薬はリトマス紙だけではない。フェノールフタレインを選ぼう。アルカリではピンクになり、酸では無色のまま。メチルオレンジやターメリックも色が変わる。
  5. 中和:酸にアルカリを注ぐ。H⁺ 1個とOH⁻ 1個が結びついて水分子(H₂O)になる。使い切ったあとにはNa⁺とCl⁻だけが残る。これが食塩だ。
  6. 君の番だ。酸とアルカリのスライダーを動かして、指示薬も変えてみよう。H⁺とOH⁻の数をかぞえて、見る前に色を予想してみよう。

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🤔 よくある疑問をスッキリ解決

ブドウ糖は水素を含むのに、なぜ酸ではないのか。

酸であるとは、水の中でH⁺を出すということ。ブドウ糖は水の中でも分子のままなのでH⁺が出ず、回路の実験でも豆電球はつかない。

中和のとき、H⁺とOH⁻はどこへ行くのか。

H⁺ 1個とOH⁻ 1個が結びついて水分子になる。ステップ5で、赤い玉と青い玉が水分子に変わるところを見てみよう。

H⁺とOH⁻が水になるなら、塩は何か。

残ったイオンである。アルカリのNa⁺と酸のCl⁻。この2つが合わさって塩化ナトリウム、NaClになる。

フェノールフタレインは、なぜ酸では色が変わらないのか。

酸性でも中性でも無色で、OH⁻が多くなったときだけピンクになる。自由に遊べるスライダーで、フェノールフタレインを試してみよう。

リトマス紙は、なぜ純粋な水の中で紫になるのか。

純粋な水にはH⁺とOH⁻がごくわずか同じ量だけあり、どちらも勝たない。だからリトマス紙は真ん中の紫色を示す。

中和したあとにアルカリをさらに加えると、何か変わるのか。

変わる。余ったOH⁻が自由に残るので、液はアルカリ性になる。アルカリのスライダーを酸のスライダーより大きくして、色を見てみよう。

酸とアルカリとは何か

酸は酸っぱい味(レモン、タマリンド、酢)がして、青いリトマス紙を赤くする。アルカリ(塩基)は苦い味で、ぬるぬるした感触があり、赤いリトマス紙を青くする。実験室の薬品は絶対になめてはいけない。こうした性質は食べ物だけで学ぼう。

身のまわりの酸とアルカリ

水に溶ける塩基をアルカリという(NaOH、KOH、Ca(OH)₂、NH₄OH)。アルカリはすべて塩基だが、塩基がすべてアルカリとは限らない。酸化銅は水に溶けない塩基である。

指示薬:天然・合成・においの指示薬

指示薬とは、色(またはにおい)を変えて、液が酸性かアルカリ性かを教えてくれる物質のこと。

指示薬酸性アルカリ性
リトマス(地衣類から作る)青 → 赤赤 → 青
フェノールフタレイン無色ピンク
メチルオレンジ赤黄
ターメリック黄色のまま赤茶色
赤キャベツの汁赤・ピンク緑

においの指示薬

物質によってはにおいが変わる。タマネギやクローブ油は、アルカリの中でにおいが消える。バニラエッセンスもアルカリの中ではにおいが消えるが、酸の中ではにおいが残る。色の見分けにくい人にも役に立つ。

カレーの黄色いしみは、石けんで洗うと赤茶色に変わる。石けんがアルカリ性だからだ。真水でもう一度洗うと、黄色がゆっくり戻ってくる。

酸とアルカリの化学的な性質

1. 酸 + 金属 → 塩 + 水素

Zn + H₂SO₄ → ZnSO₄ + H₂↑。この気体に火のついた線香を近づけるとポンと音を立てて燃える。これが水素の確かめ方だ。

2. アルカリ + 金属(一部の金属のみ)

2NaOH + Zn → Na₂ZnO₂(亜鉛酸ナトリウム)+ H₂↑。すべての金属がこうなるわけではない。

3. 酸 + 炭酸塩・炭酸水素塩 → 塩 + 水 + 二酸化炭素

Na₂CO₃ + 2HCl → 2NaCl + H₂O + CO₂↑、NaHCO₃ + HCl → NaCl + H₂O + CO₂↑。CO₂は石灰水を白くにごらせる(CaCO₃ができる)。CO₂を入れすぎると、また透明にもどる(溶けやすいCa(HCO₃)₂ができる)。

4. 酸 + アルカリ → 塩 + 水(中和)

NaOH + HCl → NaCl + H₂O。熱が出るので発熱反応である。

5. 酸 + 金属の酸化物 → 塩 + 水

CuO + 2HCl → CuCl₂ + H₂O。黒い酸化銅が溶けて、液が青緑色になる。だから金属の酸化物は塩基性である。

6. アルカリ + 非金属の酸化物 → 塩 + 水

Ca(OH)₂ + CO₂ → CaCO₃ + H₂O。だから非金属の酸化物は酸性である。

すべての酸、すべてのアルカリに共通するもの

ブドウ糖やアルコールにも水素は入っているが、酸ではない。違いは、酸が水の中でH⁺を出すことだ。H⁺は単独ではいられず、水分子と結びついてオキソニウムイオンH₃O⁺になる:HCl + H₂O → H₃O⁺ + Cl⁻。

アルカリは水の中でOH⁻を出す:NaOH → Na⁺ + OH⁻。

回路での証拠:うすい塩酸や硫酸を2本の電極の間に入れると豆電球がつくが、ブドウ糖やアルコールの水溶液ではつかない。電気を運ぶのはイオンである。

なぜ水が必要か:乾いたHClガスは乾いた青リトマス紙の色を変えないが、しめった青リトマス紙は赤くなる。H⁺は水の中でしかできないからだ。

酸を安全にうすめる方法

酸やアルカリを水と混ぜると、たくさんの熱が出る。必ず水に酸を、ゆっくりかき混ぜながら加えること。酸に水を入れてはいけない。熱で液が飛びはね、ガラスが割れることもある。

イオンで見る中和

H⁺ + OH⁻ → H₂O。ほかのイオン(Na⁺、Cl⁻)は残って塩になる。

重要な公式と用語

例題

1. 亜鉛の粒をうすい硫酸に入れる。どんな気体が出るか。どうやって確かめるか。

Zn + H₂SO₄ → ZnSO₄ + H₂。出る気体は水素。試験管の口に火のついた線香を近づけると、ポンと音を立てて燃える。

2. ヨーグルトやピクルスを真ちゅうや銅の容器に入れると、なぜ味が悪くなるのか。

ヨーグルトやピクルスには酸が入っている。酸は銅や亜鉛(真ちゅうに入っている)などの金属と反応して、体に悪く、味もまずい塩ができる。だからガラス、ステンレス、陶器の容器に入れる。

3. 金属の化合物Aをうすい塩酸に入れると、石灰水を白くにごらせる気体が出た。あとに残った液には塩化カルシウムが入っている。Aは何か。化学反応式を書け。

気体はCO₂なので、Aは炭酸塩。塩はCaCl₂なので、金属はカルシウム。A = CaCO₃。CaCO₃ + 2HCl → CaCl₂ + H₂O + CO₂。

4. 黒い酸化銅にうすい塩酸を加える。何が見えるか。それは何を示すか。

黒い粉が溶けて、液が青緑色(CuCl₂)になる。CuO + 2HCl → CuCl₂ + H₂O。金属の酸化物は酸と反応して塩と水ができるので、金属の酸化物は塩基性である。

5. 乾いたHClガスは、なぜ乾いた青リトマス紙を赤くしないのか。

酸の性質はH⁺イオンから生まれ、HClは水の中でしかH⁺を出さない。水がなければH⁺はなく、色も変わらない。しめったリトマス紙は赤くなる。

よくある間違い

練習クイズ

1. すべての酸が水の中で出すイオンはどれか。
2. アルカリ性の液の中でフェノールフタレインは何色か。
3. 酸 + 炭酸塩から何ができるか。
4. においの指示薬はどれか。
5. 金属の酸化物はふつうどんな性質か。

練習:自分で答えてみよう

答えを入力するか選んで、「チェック」を押そう。困ったらヒントを見てね。解答は答えたあとに表示されます。

よくある質問

塩基とアルカリはどう違うのか。

塩基は酸を中和してOH⁻を出す物質すべて。アルカリは水に溶ける塩基で、NaOHやKOHがその例である。

なぜ水に酸を加えるのか。酸に水ではいけないのか。

うすめるときにたくさんの熱が出る。酸に水を入れると、その場所だけ沸騰して酸が飛びはねることがある。たっぷりの水に酸をゆっくり入れれば、熱が広がって安全である。

においの指示薬とは何か。

酸やアルカリの中でにおいが変わる物質のこと。タマネギ、バニラエッセンス、クローブ油などがある。アルカリ性の液の中ではにおいが消える。

学ぶ場所

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PolandLiceum ogólnokształcące, klasa IIInorganic compounds
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USA (Common Core, NGSS, AP)Grade 11Chemical Reactions
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