くらしの変化を調べる
社会生活とは、人がいっしょにくらす中での話し方、移動、食事、買い物、学び、お祝いなどのことです。その変化を調べるには、思いつきではなく証拠が必要です。
- 口で伝えられたこと:祖父母、親、近所の人へのインタビュー。
- 物や写真:古い写真、切符、手紙、領収書。
- 数字:小さなアンケートや、公表されているグラフ。
手順:(1) テーマと問いを決める、(2) 3〜5個の簡単な質問を作る(全員に同じもの)、(3) 許可をもらって、いろいろな年代の人に聞く、(4) 答えを日付とともに書く、(5) 本人がよいと言わないかぎり名前は出さない。
昔と今を比べて、原因を探す
答えを「昔」と「今」の表にまとめます。棒グラフを使うと、差がひと目でわかります。年表を使うと、それぞれの変化がいつ起きたかがわかります。
次になぜかを考えます。原因は理由、結果は変化のことです。例:安い電話と通信網(原因)→ 多くの家族が通話やメッセージをできるようになった(結果)。1つの変化にいくつも原因があることも、1つの原因がいくつもの変化を生むこともあります。答えが少ないときは原因を「確かだ」と言わず、「そう思われる」と言いましょう。
調べたことを発表する
短く、わかりやすく見せましょう。題名、問い、証拠の集め方、グラフ1つ、年表1つ、いちばん大きな変化とその原因、そして変わらなかったことを1つ入れます。何人に聞いたかも伝えます。やさしい言葉を使い、協力してくれた人にお礼を言いましょう。
公平に、よい変化と難しい変化の両方を示します。たとえば、便利になった一方で、いっしょに過ごす時間が減った、など。人数は少ないので、「私たちの小さな調査では」と言いましょう。
やってみよう:お年寄りにインタビュー
テーマを1つ選びます。祖父母に3つ質問します。若いころはどうしていたか、今はどうか、なぜ変わったか。答えを書き、2本の棒グラフ(昔、今)を作り、先にどちらが大きいか予想しましょう。
重要な公式と用語
- 聞く → 数える → 比べる → 原因 → 見せる
- 変化 = 今 − 昔
- 割合 = 人数 ÷ 全体 × 100%
- 原因 → 結果
例題
1. 10家族のうち、祖父母の時代に電話があったのは2家族、今は9家族です。変化はいくつですか。
9 − 2 = 7家族ふえた。割合では、10家族のうち70%ぶんふえた。
2. 10家族に聞いただけで「私たちの町では今はみんな電話を持っている」と言ってよいですか。
だめです。聞いたのは10家族だけです。「私たちの小さな調査では、10家族のうち9家族が電話を持っている」と言いましょう。
3. 「電車で移動する人がふえた」の原因と結果を1つずつ答えましょう。
原因:新しい鉄道ができ、切符が安くなった。結果:仕事や勉強のために、ほかの町へ行きやすくなった。
よくある間違い
- 人によって質問を変えてしまい、答えを比べられなくなる。
- 1人の話をみんなに当てはまると思いこむ。
- 原因と結果を取りちがえる。
- 許可なく名前や個人的なことを見せる。